不動産投資をやりたいと思ったら、まずは書籍を読んだり、インターネットで不動産投資について調べたり、まずは不動産投資について勉強することから始めると思います。

しかし、書店の書籍コーナーへ行けば「新築マンション」「中古マンション」「一戸建て」など違ったタイプのノウハウが並び、インターネットで「不動産投資」と検索すれば、同様にさまざまなタイプのノウハウがずらりと掲載されています。まずはどのノウハウを選んでいいのかが分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はそんな投資の初心者が陥りがちな罠と、不動産鑑定士であり、投資家コミュニティで450名以上の不動産投資家を育ててきた私が不動産投資かの初心者におすすめしたい勉強方法をご紹介しましょう。

投資初心者がやってしまいがちな間違った勉強方法とは?

不動産投資の初心者が何も分からないままに書店の「不動産投資コーナー」に行き、書籍を購入して読むことは、一見勉強方法としては良さそうに思えますが、実はあまりおすすめしない間違った勉強方法です。

なぜなら、一言に不動産投資といっても、次のようにさまざまな種類が存在します。

  • 新築マンション投資
  • 中古マンション投資
  • 新築アパート投資
  • 中古アパート投資
  • 区分アパート・マンション投資
  • 一戸建て
  • 不動産投資信託(REIT)

また、書籍によって「東京23区のワンルームマンションに投資しなさい」「中古アパートを1棟買いしなさい」「都市型新築マンションに投資しなさい」などそれぞれノウハウのタイプが違います。

それらを何も分からないまま、数冊を手に取って読んだとしても、かえって頭を混乱させることになります。これは、不動産投資に失敗する典型的なパターンの一つである「ノウハウコレクター」の入り口でもあります。

そのため、不動産投資初心者が何も予備知識がないままに、書店コーナーに行き、書籍を購入するという勉強方法はあまりおすすめしません。

-1、不動産投資初心者が最初に読むべき本とは?

しかし、決して不動産投資の勉強方法として「書籍を読むこと」を間違った勉強方法と言っている訳ではありません。「初心者がいきなり書店の『不動産投資』コーナーに行って書籍を選ぶこと」をおすすめできないと言っているだけです。

書籍を読むことは不動産投資をやりたいならば絶対にやらなければならない勉強方法です。そのため、まずはインターネットなどで「不動産投資」と検索して予備知識を得てから書店に行くようにしましょう。

私がまず不動産投資の初心者がまず読むべき本としておすすめしている本がロバート・キヨサキ著『金持ち父さん、貧乏父さん』です。

不動産投資とは関係がなさそうなタイトルをしていますが、この本からは不動産投資家になる上で必要不可欠な「資本家とはどういうものか?」といった在り方や考え方が学べます。

「なぜ不動産投資家としての在り方や考え方を学ぶ必要があるの? ノウハウやテクニックを学べばすぐに実践できるし効率的だよね?」そう疑問に思った方もいらっしゃるでしょう。

実はノウハウやテクニックを学んだとしても、実践に踏み切れるかどうかはその人が「資本家としての考え方をもっているかどうか」に依存します。

たとえば「次の物件の不動産を購入すれば必ず儲かります、銀行からのフルローン(全額融資)を受けられる物件なので自己資金ゼロで出来ます」と言われて、みなさんはすぐに投資に踏み切れるでしょうか?

これは簡単に言えば「1億円を銀行から借金して不動産投資できますよ。いかがですか?」という提案です。

  • 物件所在地:東京23区内
  • 物件購入価格:1億円
  • 実質利回り:8.3%
  • 築年数:15年
  • 銀行からフルローン(全額融資)を受けられる物件なので自己資金0でOK

おそらくほとんどの方が「1億円の借金」という所で「えっ…1億円も借金して大丈夫なの?」と思って投資に踏み切れないと思います。

実はこの物件、不動産投資家から見ると、年間で約830万円の利益が手元に残る、非常に利回りの良い物件です。

もちろんこれだけで判断する訳ではありませんが、この条件だけを見れば「非常に良い物件」と言えますし、投資して何の問題もない物件と言えます。

このように、不動産投資家としての在り方や考え方は、普段私たちが持っている一般的な価値観とは全く異なります。この在り方や考え方を学ばずに、テクニックやノウハウだけを学んでしまうと、いわゆるノウハウコレクターという状態に陥りやすくなり「勉強はしているのに、一向に投資の実践に踏み切れない」ということがよく起こります。

実際に、私の友人にも7年間書籍を数百冊読み込んだり、セミナーに参加したり、一生懸命に勉強しているはずなのに、まだ1つも不動産を購入している方がいました。

不動産投資を学ぶことは確かによいことではありますが、ある程度学んだところで実践に踏み切らない限りはリターンを得ることはできません。

考え方によってはいままでに読んだ書籍代やセミナー参加代金、勉強するために費やした時間給なども考えれば自分のお金が減っているため、それは不動産投資の失敗ともとれてしまいます。

このようなことがないために、まずは不動産投資家という人間がどのような考え方を持っているのかをしっかり自分の中に根付かせていくことが必要不可欠です。

そういった意味でも先ほどの「金持ち父さん、貧乏父さん」は非常に分かりやすく書かれた書籍ですので、投資初心者がまず1冊目に読む本としておすすめしています。

不動産投資初心者におすすめしたい勉強方法とは?

では、不動産投資の初心者にはどのような勉強方法が良いのでしょうか?
私が強くおすすめしたいのが「不動産投資家に直接会い、生の話を聞きに行く」ということです。

不動産投資セミナーへ参加して、講師の方にお話を聞くのもいいでしょうし、自分と同じようなサラリーマン大家が集まるコミュニティに参加してみても良いでしょう。

「いきなりセミナーやコミュニティ参加は初心者にとってハードルが高いのでは?」と思ってしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、実はこの方法がみなさんが最速で不動産投資家としてのマインド、自分に合った不動産投資方法を学び、実践できる方法なのです。また、同時にそれが不動産投資のリスクヘッジにも繋がります。

-1、不動産投資セミナーに参加するメリットとは?

不動産投資セミナーに1度足を運べば、その場で講師の方から不動産投資の基本的な知識を学ぶことができます。

また、大抵の講師は、みなさんに分かりやすく説明することを心がけているため、事例などを交えながら初心者でもしっかりと理解することができます。

また、質問すれば「読んだ方が良い書籍」などのアドバイスも直接貰うことができますから、初心者の方が不動産投資の基礎知識を最速で手に入れたいのであればセミナーに参加してみることをおすすめします。

1点心構えとして覚えておいていただきたいのが、大抵の不動産投資セミナーではセミナー終盤に、講座や教材などの宣伝が入ります。本当に魅力的であれば、購入しても良いとは思いますが、中には詐欺まがいの講座や教材などもありますので、購入には十分注意してください。

-2、コミュニティに参加するメリットとは?

また、セミナーだけではなく、サラリーマン大家さんの集まるコミュニティに参加するというのも初心者におすすめしたい勉強方法の1つです。

書籍やセミナーなどで紹介されているノウハウの多くは「その人だからこそできたノウハウ」である場合が多く、みなさんがそれをそのまま真似ることができない場合もあります。

たとえば、年収1,000万円以上で勤続年数15年以上のサラリーマンと、年収300万円で入社1年目の新入社員では、融資を受けられるかどうかも違いますし、銀行から融資を受けられる額も違います。

また、年齢が違ったり、勤務する会社の知名度、性別、職種によっても、その人それぞれに合った不動産投資方法というのは変わってくるため、書籍やセミナーなどで紹介されているノウハウがあなたに合った投資方法である可能性は限りなく低いと言えます。

一方で、コミュニティにはさまざまなバックグラウンドを持った不動産投資家が集まります。例えば私のコミュニティで言えば、次ようなさまざまな方が所属しています。

  • 公務員
  • サラリーマン
  • OL
  • 個人事業主
  • 起業家
  • フリーター
  • 主婦

また、年収も下は0円の主婦から、上は経営者、年齢も20代から60代まで幅広い属性の方が参加しています。

もしみなさんの年収が350万円程度で、普通のサラリーマンであれば、同じ年収が350万円程度のサラリーマンで不動産投資に成功している人をコミュニティの中で見つけ、話しを聞けば、より再現性の高い、自分にぴったりな不動産投資方法を学ぶことができます。

また、その人がこれまで不動産投資で失敗したことなど、経験談も聞くことができたり、その人が融資を受けた銀行を紹介してもらうことで、より融資を受けやすい銀行を知ることができます。つまりは、コミュニティで同じ様なバックグラウンドを持つ人を見つけたならば、その人のやり方を徹底的に真似てみればいい訳です。

たとえ、コミュニティに自分と同じような属性の方がいなくても、それに近しい人や、自分と同じ様な境遇から不動産投資を始めた知り合いを紹介してもらえる可能性もあります。

このように、不動産投資家コミュニティに参加することで、より自分の成功をイメージしやすくなる他、より実践的なノウハウを学ぶことができるため「実践しやすくなる」「成功事例と失敗事例の両方が学べるためリスクヘッジになる」というメリットがあります。

出会う人の数と質が不動産投資で成功するポイント!

これまでご紹介してきた通り、初心者におすすめする勉強方法は、実際に不動産投資をやっている人と積極的に会うことです。

出会った人の数と質がみなさんの不動産投資の成功を左右するといっても過言ではありません。

書籍やインターネットで調べられる情報も確かに重要ではありますが「百聞は一見にしかず」と言われるように、良い出会いには書籍やネット情報の数百倍、数千倍の価値があります。

もしみなさんが今後本当に不動産投資で安定した家賃収入を得たいと考えているのであれば、「金持ち父さん、貧乏父さん」を読み、その後は実際にセミナーやコミュニティに参加してみて、人から生の情報を得ながら実践的に学んでいくことを私は強くおすすめします。