社会保障制度の崩壊が叫ばれている昨今、老後の生活を安定させるために投資を始めようと思っている方は多いのではないでしょうか。投資を無料で簡単に学べるのが投資セミナーへの参加です。

しかし、中には投資の内容は一切説明せずに自社商品の売り込みだけのセミナーであったり、悪質なセミナーも多くあるようです。また、一方で受講者にしっかりと投資の内容を教えてくれる良質なセミナーが存在するのも事実です。本記事ではそんな投資初心者の人が良質なセミナーを選ぶ方法をご紹介します。

そもそも悪質な初心者向け投資セミナーとはどのようなものなのか?

投資初心者がセミナーに行く目的は「投資について知りたい」からです。その目的を完全に無視して、ただ自社商品や商材を売り込むセミナーは悪質であると言えます。

このようにたとえ、無料であったとしても受講者の目的に反して「投資について全く学ぶことができない」セミナーは悪質と言えるでしょう。

しかしインターネット上にはさまざまな投資セミナー情報が掲載され、投資セミナーに一度も行ったことが無い人からすれば、どの投資セミナーが良くて、どの投資セミナーが悪いのかの判断がつきません。

以前に比べて、そういったあからさまに悪質なセミナーは減って来てはいるものの、依然まだそういったセミナーが存在しているのは紛れも無い事実です。では、投資初心者が、悪質な初心者投資セミナーを避けるためにはどうすれば良いのでしょうか?

初心者必見! 良質な投資セミナーの見分け方

悪質なセミナーを避けるというよりは、インターネット上に掲載されているセミナー情報の中からより「投資について詳しく学べる」良質なセミナーかどうかを見分けるポイントを抑えておくと良いでしょう。
具体的に次のようなポイントで見分けると、初心者セミナー選びで大きな失敗をすることはないでしょう。

<初心者が投資セミナーを選ぶ時にチェックすべきポイント>
■講師が顔と肩書きをしっかりと掲載している
■投資関連の著書がある(有名な出版社から出ていれば尚良し)
■不動産会社、証券会社の主催ではない
■講師自身に投資経験が豊富にある
■多くの投資家を輩出している

では、この良質な初心者投資セミナーを選ぶ一つひとつのポイントをもうすこし詳しく解説していきます。

◉-1、講師が顔と肩書きをしっかりと掲載している

セミナーの詳細ページを見て、まずチェックすべきが主宰者である講師です。講師が自分自身のプロフィールと顔写真、肩書きなどをしっかり掲載しているかを確認しましょう。

なぜこの部分を確認すべきなのかというと、悪質セミナーの場合は総じてセミナー受講後の受講生の評価は悪いわけですから、顔写真や詳細なプロフィールを載せると、その顔写真を載せた講師自身の悪評にも繋がります。

良い評判よりも悪い評判の方がネットに書き込まれやすく、また拡散もしやすいため、悪いセミナーの場合、プロフィール写真を公開しないことがほとんどです。(※もちろん顔写真を出していても悪いセミナーはあります)

また肩書きにも「不動産鑑定士」「宅建マイスター」「ファイナンシャルプランナー」「証券アナリスト」など投資に関連した資格名が書いてあると尚良いと言えるでしょう。

◉-2、投資関連の著書がある(有名な出版社から出ていれば尚良し)

次に確認すべきは、著書の有無です。電子書籍などであれば、無料でだれでも作れてしまいますが、紙の書籍は誰にでも作れる訳ではありません。

自費出版であれば最低でも160万円以上は必要になってきますし、大手出版社から自費出版したいとなれば700万円以上は確実にかかってきます。

また商業出版であれば、その業界での知名度や実績が出版社に認められなければ出版する事はできません。

このように紙の書籍はお金を持っている、もしくは社会的知名度がある人にしか出す事ができないのです。(※無名な出版社であれば、社会的知名度がなくても出版することは可能です)

たとえば次のような判断基準を持ってチェックすると良いでしょう。

・3冊以上の投資関連の著書がある(※Amazonランキングで評価が高く【☆3.5以上】口コミも多い)
・有名な出版社から出している

まず、自費出版は基本的に売れない前提で、名刺がわりに出版する人がほとんどです。そのため3冊以上も自費出版する人は珍しく、3冊以上出版されている方は商業出版を出版社側から依頼されている可能性が高いということになります。

また、その書籍がAmazonで評価が高いということはしっかりとユーザーにその書籍が認識されており、知名度があるということです。

次に大手出版社から自費出版として出すためには相当なお金がかります。そのため大手から自費出版をする人は少なく、商業出版の割合が高くなります。大手が商業出版の依頼をするぐらいの著者ということは、それなりに社会的知名度があるという証明にもなります。

具体的には下記様な出版社がいわゆる大手と呼ばれる出版社です。

<大手出版社>
講談社、集英社、小学館、角川書店、日経BP、宝島社、文芸春秋、東京書籍、光文社、ぎょうせい

-3、不動産会社、証券会社の主催ではない

これはいわゆる投資系の自社製品や自社物件を売ろうとするセミナーかどうか? を判断するためにチェックしておきましょう。

例えば不動産会社が主催する不動産投資セミナーであれば「自社の不動産を投資用として買ってもらいたいから行うセミナー」です。

証券会社が主催する資産運用セミナーであれば「自社の金融商品を買ってもらいたいから行うセミナー」です。

もちろん、しっかりとした企業が主催しているだけに、しっかり投資について学べて良いかもしれませんが、なんだかセミナーで釣られているような感覚で、あまり気持ちのよいものではありませんよね。

そのため、このようなセミナーは「そういう目的だ」という前提で行くのであれば問題ありませんが、「学ぶ」という目的ではあまりおすすめできません。

むしろ不動産会社や証券会社など、自社製品を売るのではなく、その人に合わせた投資方法や金融商品を数多くの企業の中から選定してくれるような第三者的で、コンサルタント的な立ち位置の会社や機関が主催しているものをおすすめします。

-4、講師自身に投資経験が豊富にある

次にチェックすべきは、講師自身の投資実績です。講師がどのような経歴を持っているのかをチェックしたり、今までの投資実績がおそらくプロフィールなどに書かれていることが多いため、それをチェックしていきましょう。

たとえば次のように、より具体的な数字が入っている方が信用度が高いと言えます。

不動産投資で半年で20万円以上の家賃収入を得た

-5、多くの投資家を輩出している

投資のセミナー講師ですから、その受講生の中には投資で成功している人も必ずいるはずです。たとえば受講生の中に一人も投資で成功している人がいないとなれば、それはそのセミナーの内容があまり「受講生の利益」に直結しないものである可能性が強いので注意しましょう。

チェックするポイントはお客様の声です。まずお客様の顔写真が載っている、もしくは動画が載っているようなものは非常に信頼性が高いセミナーだと言えます。

なぜなら通常お客様は顔出ししてくれないからです。顔を出しても良いと思えるほど信頼できる講師という証明になります。

もちろん中には親しい友人に無理矢理出演してもらったり、無料素材の顔写真をそのまま画像として掲載したり、それだけで判断することは難しいですが、このような判断基準も持っておいて損はありません。

また、そのセミナーから何人くらいの投資家が生まれているのかも合わせてチェックしておきましょう。多ければ多いほど、その投資セミナーで教えている内容の再現性が高いという証明になります。

まとめ

このようにネットに掲載されているセミナー情報の良し悪しをしっかりと判断できるようになれば、書籍などよりもうんと役に立つ生の情報を得られるセミナーを選ぶことができるはずです。ぜひ、みなさんのセミナー選びの参考にしてみてください。